2020年7月15日 Windows Update のパッチ一覧と補足をまとめてみました。
マイクロソフト恒例の Windows Update セキュリティパッチが公開されました。
どのようなパッチがリリースされたのかまとめてみました。
2020年07月のセキュリティ更新プログラム一覧
製品 | KB番号 | 既知の問題 |
---|---|---|
Windows 10 2004 | KB4565503 | あり |
Windows 10 1909 | KB4565483 | あり |
Windows 10 1903 | KB4565483 | あり |
Windows 10 1809 | KB4558998 | あり |
Windows Server 2019 | KB4558998 | あり |
Windows Server 2016 | KB4565511 | あり |
今月の Windows Update 一覧です。
累積パッチのリリースなので、各OSバージョンにつき
1つずつリリースされています。
今回も各パッチに対して既知の問題が記載されています。
しかしながら、既知の問題の数は確実に減ってきています。
それぞれのOSバージョンから詳細を確認していきます。
Windows 10 2004 KB4565503
●ダイジェスト
今回のパッチで改善した内容が多いです。
OS2004バージョンのリリースの初期不具合がかなり修正されています。
- IMEでの漢字・かなが自動的に切り替わらない問題
- Server Core 環境でシステムロケールがPowershellを利用して変更できない問題
- lsass.exe がエラー メッセージで失敗する (状態コード: c0000008)
- 特定のプリンターが印刷に失敗する可能性
- OneDrive アプリを利用してOneDrive に接続する可能性
- その他セキュリティアップデート
●既知の問題
特定のアプリで ImeMode プロパティを使用すると問題が発生する可能性があるようです。
Windows 10 Version 2004 で、ImeMode プロパティを使用して個々のテキスト入力フィールドの IME モードを制御する際に問題が発生する
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4564002/you-might-have-issues-on-windows-10-version-2004-when-using-some-micro
回避方法としては、IMEの互換設定を有効にします。手順は以下。
- [スタート] を選択し、「設定」と入力して選択するか、Enter キーを押します。
- [設定] 内の検索ボックスに「IME 設定」と入力し、日本語の IME 設定など、言語に適した IME 設定を選択します。
- [全般] を選択します。
- [以前のバージョンの Microsoft IME を使う] をオンにします。
Windows 10 1909/1903 KB4565483
●ダイジェスト
OSバージョン1909と1903の修正は同じです。
今回のパッチは充てても新たな不具合がなさそうです。(既存の問題は継続していますが・・・)
- Microsoft Edge の IE モードでのブラウザーヘルパーオブジェクトを読み込み時の問題
- lsass.exe がエラー メッセージで失敗する (状態コード: c0000008)
- 特定のプリンターが印刷に失敗する可能性
- その他セキュリティアップデート
●既知の問題
LTE モデムを搭載した パソコンににて、インターネットにアクセスできない場合があります。
インターネットにアクセスできないにも関わらず、
通知領域(画面の右下)のネットワーク接続ステータスは
「インターネット接続している」と表示される可能性があります。
「回線がつながっている」にもかかわらず、ネットに接続できないとか・・・
今月のセキュリティパッチの中で一番やっかいな不具合です。
Windows 10 1809 KB4558998
●ダイジェスト
OSバージョン1909と同じで特に問題はなさそうです。
先月時の既知の問題が解決されているようです。
- Microsoft Edge の IE モードでのブラウザーヘルパーオブジェクトを読み込み時の問題
- lsass.exe がエラー メッセージで失敗する (状態コード: c0000008)
- 特定のプリンターが印刷に失敗する可能性
- その他セキュリティアップデート
●既知の問題
一部のアジア言語パックをインストールしたデバイスで “0x800f0982″エラーが発生することがあります。
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