Windows Server 2016 環境で WindowsUpdateFailure3 イベントが多量に出力される謎
Windows Server 2016 サーバの環境でインターネット接続していない場合や通信に制限がある場合など、アプリケーションログに Windows Error Reporting のメッセージ大量に出力されてましたので調査してみました。
WindowsUpdateFailure3とかいうイベント名のため、何かエラーでも発生したのかと思いましたが、調べてみますと、イベント情報のため、特に対処は必要ない(問題ない)ログのようです。
では、どのようにして大量のメッセージが出力されるのかというと、それぞれ微妙に違いがありました。
イベントログの詳細を見てみると、「問題の署名」の値でどのような処理でイベントが出力されたのかがわかります。具体的には「P8:」の欄が違ってました。
そこで、P8の文字列を以下に纏めてみた。
P8に記載の文字列 | 問題の発生する更新プログラム |
---|---|
UpdatesOrchestartor / Windows Update の処理 | Windows Update の処理に失敗したことを示す |
TrustedInstaller FOD / 言語パックの情報の取得処理 | LanguageFeaturesOnDemand というユーザーの言語に一致する言語パックの情報をバックグランドで取得するタスクが実行され、この処理が失敗した場合に記録される |
Device Driver Retrieval Client / ドライバーの更新処理 | Device Driver Retrieval Client と表示されている場合には、ドライバーの取得処理を示す |
CompatTelRunner.exe / アプリケーションの互換性に関するテレメトリ (統計情報) の収集する処理 | CompatTelRunner.exe はタスク スケジューラーのタスクより定期的に起動して、アプリケーションの互換性に関するテレメトリ (統計情報) の収集を行うプロセスを示す |
Windows Defender / Windows Defender による定義ファイルの更新処理 | Windows Defender は、その名の通り Windows Defender による定義ファイルの更新処理を示す |
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