2020年9月3日に “Microsoft Lists” というアプリが提供開始されています。
もともと5月の Build 2020 conference で発表され、2020年9月にリリースされました。
「Listsアプリ?」「アプリならどのような使い方ができるのか?」と疑問がうかびますね。
初めてこのアプリを聴いたときは、「何のためのアプリなんだろう?」って思いました。
すこしアプリを触ってみた内容と感想を書いてみます。
Microsoft Lists アプリのできること
情報共有に利用できるグループウェア”Sharepoint”のリスト機能が別アプリとして発展させたものです。
なので、この「リスト」アプリは文字通り「何かの情報をリスト化する」というものです。
・・・といってもこれでは、よくわかりません。
少し具体化してみます。
たとえば、
会社・組織での業務では課題が常に発生していて、「誰が担当」「どの程度まで進捗があるのか」など常に情報を追っています。
この「常に情報を追う」というのをリストアプリで対応し、「課題を解決」に向かって整理します。
言い換えれば、既存の情報をリストにして整理して、物事がすすんでいるかとか「見える化」するため。
そのため、アプリの主な利用方法について、「Microsoft Teams の Lists アプリは主に情報のリスト化整理と管理に利用される」のも納得いきます。
リストを使用すると、各情報(課題、資産、連絡先、インシデント、ローン、患者などのデータ)を整理・追跡できます。
- 組織内のユーザー情報追跡
- 作業整理
- ワークフロー管理
使い方は、Teamsアプリの所属しているチャネルのタブに追加することですぐに使えます。
テンプレートは11種類あります
- 案件管理
- 従業員のオンボーディング
- イベントの作成
- アセットマネージャー
- 採用トラッカー
- 出張申請
- 作業の進捗トラッカー
- コンテンツスケジューラー
- インシデント
- 患者
- ローン
この中で一通りみてみると、「案件管理」「アセットマネージャー」「コンテンツスケジューラー」テンプレートが比較的にすぐ利用できそうです。
リストアプリはアメリカ向けの機能を翻訳しているのか、政府機関向けテンプレート(患者、ローン、インシデント)が追加されています。
テンプレート利用も便利ですが、カスタムリスト作成はさらに便利です。
どういうことかと言うと、エクセルでデータを作成してインポートできます。
つまりエクセルで管理していたものが、アプリ上で自由にリスト化・データ化できるということです。
もちろんデータはエクスポートもできますので、データ再利用も可能です。
また、列のカラムを1から設定することもできますし、このほうが利便性が向上して使いやすいです。
簡単な「施設予約の台帳」とか「業務一覧」とか利用できそうです。
今回は概要をお伝えしましたが、まだまだ使い方の可能性が広がりそうです。