Teams利用しようとして、パソコンにログインしてみたけれど、Teamsが起動しない現象が発生。
事の発端は、Aさんが利用しているパソコンで、AさんがTeams利用していました。
BさんがTeams利用しようとして、AさんパソコンにBさんアカウントでログインしました。
すると「Teamsが起動してこない・・・」という事象が発生しまていました。
Teamsの初期リリースから管理者をしているので、この手のトラブルはたまに聞くことがあり、パソコン上でもともとTeamsは利用できていたので、対処は簡単でした。
今回、パソコンにログインしてもTeamsがインストールされず起動してこない現象について、Teamsの動作仕様と対処方法を記載したいと思います。
Teamsアプリが起動する仕組み
会社のパソコンでTeamsの導入する際には、MSI形式のインストーラーを使っています。
MSI形式ですと、パソコンへの配布や設定変更が容易にできますし、管理がしやすいです。
ところが、管理者権限を保有していないと、個別ユーザーのTeamsのインストール状況などわかりません。
Teamsアプリは “Teams wide-Installer” というものがインストールされていたら、どのアカウントでログインしても個別プロファイルにインストールされる仕組みです。
Teamsが個別ユーザーにインストールされる仕様
ユーザーアカウントにパソコンへログインすると、個別プロファイル内にTemasの形跡をチェックして、Teamsのインストールを開始します。
具体的には、レジストリに “TeamsMachineInstaller”が登録されており、起動時に毎回実行される仕組みです。
レジストリパス
HKLM\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
もし、Teamsの利用形跡があった場合は、インストールはしない仕組みです。
はじめからTeamsが起動しない場合
すでにTeamsアプリがインストールされている環境では、対処は簡単です。
Powershell起動して、以下のコマンドを実行します。
Cd ”C:\Program Files (x86)\Teams Installer” .\Teams.exe –checkInstall –source=default |
Teamsアンインストールして再インストール後にTeamsが起動しない場合
Teamsのアンインストールしても、個別プロファイルにある設定情報やログなどは消去されません。
そのため、再インストールされたパソコンでログインしてみると、Teamsが利用できないことがあります。
おもに共有パソコンとかメンテナンスしたパソコンで発生していることが多いです。
では、どうしたら良いかと言いますと、
「キャッシュ/残骸のクリア」
を行います。
エクスプローラーで以下の2か所のフォルダを開き、Teamsフォルダがある場合、削除します。
“TeamsPresenceAddin”など、”Teams~”とついたフォルダも削除します。
フォルダパス
- C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft
- C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft
キャッシュをクリアにした後で、オペレーティングシステムの再起動を行います。
OS起動後、ログインするとTeamsが起動します。
それでもTeams起動しない場合ですと、上記記載の”Teams.exe –checkInstall –source=default” コマンドを実行します。