3月過ぎてから、インターネットに接続が制限されたり、アプリケーションが使えなかったりした場合、2月28日リリースのWindowsUpdateパッチ(KB4535996)の適用が関連している可能性があります。
現在、在宅勤務(テレワーク)で会社環境へVPN接続したり、会社のプロキシサーバ経由でインターネット接続やOffice365アプリケーションを利用されいる人はすぐにパッチを適用するか、KB4535996をアンインストールするほうが良さそうです。
今回、Windows10 のバージョンごとに必要なパッチとダウンロード先をまとめました。
OSバージョンによって必要なパッチは異なります
Windows 10 のバージョンによって、適用するパッチは異なります。例えば、「Windows 10 version1909 の場合 KB4554364 を適用する」ことで今回の不具合を回避できます。
また、「サービススタック更新プログラム(SSU)」と呼ばれる累積パッチも同時に適用することが強く推奨されています。
SSUはセキュリティ問題の修正プログラムですので、WindowsUpdate経由で提供されます。
引用:マイクロソフトのWindows メッセージセンター
https://docs.microsoft.com/ja-JP/windows/release-information/windows-message-center#407
修正パッチの取得する方法は2つあります。
今回の修正パッチは、Windows Update からの自動配布はされません。つまり個別にダウンロードして適用します。
パッチ適用にはOSの再起動が必要です。
直接ダウンロード
Microsoft Update Catalog へ直接アクセスし、オペレーティングシステムのバージョンに対応したKB番号を入力・検索します。
画面が変わり、パッチ一覧の右側にある[ダウンロード]ボタンをクリックすることで、パソコン上にダウンロードし実行・適用できます。
▼OSがWindows10 1909 の場合のダウンロードパッチ例
2020-03 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1909 の累積更新プログラム (KB4554364)
WSUS
企業のパソコンはWSUSサーバによって管理されています。
WSUSの更新一覧には今回の修正パッチが同期されません。
そのため、WSUSコンソールより、該当のパッチをインポートします。
「更新プログラム」を右クリックして、「更新のインポート」を選択しますと、Microsoft Update Catalog へ直接アクセスしますので、KB番号を入力します。
「追加」ボタンをクリックしてインポートしたいパッチを選択し、「バスケットの表示」をクリックします。
「ダウンロード」ボタンをクリックすることで、WSUSサーバへ直接インポートします。
修正パッチ適用後の様子
利用しているパソコンは、Windows10 1909 なので KB4554364を適用し様子見してましたが、特にインターネットの不具合はでていません、
Windows 10 の機能アップデートなどOS仕様が変更されることが多いので、今回のように在宅勤務に影響が発生しない限り、マイクロソフトの個別提供するアップデートはすぐに充てずに様子見をすることをおススメします。
今回はOffice365など業務利用のアプリに影響がでる【可能性】がるので適用しましたが、未知の不具合が誘発されることがるので注意が必要です。OSバックアップなど対策することをおススメします。